宅内の配管の寿命と交換の費用

キッチンや浴室など室内の水廻りから水道メーターまでを繋いでいる宅内の配管ですが、それには様々な種類があります。具体的には、給水管・給湯管・排水管で、当然ながらこれらにも寿命があります。そしてその寿命は、使用している素材や設置した年代、使用用途によって異なります。金属管の場合は、金属の種類によるものの一般的には15年～25年が耐用年数です。ステンレス鋼管、あるいは硬質ポリ塩化ビニル管の場合は20～25年の耐用年数で、ポリエチレン管であれば30年～40年で寿命を迎えることが多くあります。配管交換費用についてですが、給水管の一部を交換する場合は1万円前後、全体の場合は10万円～20万円程度が一般的です。排水管の場合、一部の交換であれば1万5千円前後、全体であれば20万円～30万円程度が目安です。そして、給水管も排水管も全体をリフォームするのであれば25万円～50万円程度を見積もっておくと良いでしょう。なお、マンションは戸建てと異なり、床や壁に配管が通っていることが少なくありません。そのため、戸建てよりも配管のリフォーム費用が割高になる傾向にあります。もちろん、具体的な金額は業者によって異なるため、複数の業者への見積もり依頼で金額を確認しておくと安心です。

水栓柱のメリットと取り付け工事内容

水栓柱は屋外で水道を使用することができる非常に便利なものであり、ガーデニングを楽しむ人や洗車の際には非常に便利なものとなります。戸建ての住宅の場合には設置されていることも多いのですが、ほとんどの場合には建物の近くにあるため、頻繁に使用するにはなどから遠いと言うことも少なくありません。このような場合には、新たに自分が利用したい場所に水栓柱を設置するのも非常に良い方法です。立水栓取り付けは古いものの交換などはDIYで行うことができますが、新たに設置する場合には国家資格が必要となるため、この点に十分に注意をすることが必要です。また、また実際には複雑な水道工事の作業が発生することから、自信のない人は業者に依頼するのが良い方法となります。基本的には排水管部分を交換し、新たな立水栓を取り付けることになるのが一般的です。交換を行う場合にはこれまでの水道管に対して新たな立水栓取り付けを行うだけであるため、この部分を取り替える作業となりますが、新たに設置する場合にはその部分までの水道管の配管が必要となり、この作業が国家資格を持つ工事技術者でないと行えないことになるため注意をすることが必要です。自分で行う場合にはシールテープやパッキンなどを準備し、水道管との接合部分を確実に対策することがポイントです。

業者による屋外排水管交換工事の作業内容

屋外排水管の詰まりは、基本的には家の所有者では直すことは難しい事例となっており、そのため専門業者に依頼をするのが一般的となっています。屋外排水管の詰まりの原因はいろいろとありますが、成長した木の根っこ、油のつまりなどが代表的な原因とされています。このような事例には業者は高圧洗浄で対処するのが基本的です。通常排水管の中は毎日の生活用水が流れており、少しずつですが確実に汚れが溜まっていきます。それらの汚れからくるつまりを除去できるのが高圧洗浄で、ホースの先から逆噴射で水道の何十倍もの水圧で排水管の中のつまりを取り除いていくのが特徴です。一般的な車や外壁を掃除するホースとは違い、逆噴射を利用することで詰まっている箇所に向けてどんどん汚れなどを下流へ流しながら進んでいくものとなっています。一方で、このような水圧を利用した方式でも解決できない場合は、一部あるいは全面的な排水管工事となり、建物の構造によっては一旦給水管を取り外してのおおがかりな工事となります。そのほか掘削作業、コンクリートのはつり、モルタル補修といった内容が工事に加わることがほとんどで、かかる時間や費用はそれなりに大きくなる点をチェックしておきましょう。

排水桝交換が必要なケースと費用感

排水口から臭いがする、汚水や下水が出てくるなどのトラブルは頻繁に起こるわけではありませんが、まれに生じることがあります。このような場合水道や排水口そのものにトラブルがあるのではなく、排水ますや汚水ますにトラブルが生じている可能性が高くなります。排水ますは汚水と雨水が流れる排水管に設置されているものであり、水分と固形物とを分離するものになります。普段は目にすることがない部分ですが汚れは蓄積されていくので、定期的に点検や掃除を行わなくてはなりません。汚水ますも構造は同じであり、水以外の遺物が沈殿する構造となっており、トイレやエアコンからの水を処理しています。そのためトイレ付近に設置されていることが多いです。これらの部分はつまらないようにすることが大切であり、さらに自分の敷地内にある排水管は自分で管理することが求められます。1年に1回ほどメンテナンスを行わないと、トイレの水の流れが悪い、排水ますから汚水があふれる、排水溝や側溝から臭いがするなどのトラブルが発生します。交換の基準は排水や汚水ますが壊れた時であり、1か所あたり5万から10万程度となります。コンクリートで固められている場合は壊さなくてはならないため費用が高くなりますが、比較的安価で交換することができるので、ひどくなる前に交換依頼をする方が良いです。