ウォシュレットの故障症状と対応方法

ウォシュレットトイレの故障症状はさまざまあります。ウォシュレットの不具合は故障以外が原因になっていることもあるので、きちんとトラブルの原因を把握してからトイレ修理にとりかかるようにしましょう。ウォシュレットの故障が疑われる症状は、ノズルが正常に作動しないことが多いです。ノズルの部分は用を足した後に水を出して汚れを落とす役割があるのですが、利用するたびに汚物が付着して不具合を生じてしまうことがあります。ノズルから水が出てこない場合は、ウォシュレットの側面にある給水フィルターに汚れが溜まっていることで引き起こっていることが多いです。給水フィルターが原因で、ノズルの水の出が悪い場合には止水栓からフィルターを取り出して歯ブラシなどで磨くと改善することがあり、水が出てくるようになることが多いです。ノズルからの水が止まらない場合は、電源トラブルを引き起こしている可能性があり、この場合の対処方法は電源プラグの抜き差しや、電源を入れたり切ったりする作業を繰り返しおこなうことで、電気系統が正常に作動して水が止まることがあります。レバーを回してもスイッチを押してもウォシュレット自体が作動しない場合には、電源プラグが抜けていないかをチェックするようにしましょう。

トイレタンクの交換時期と費用感

自宅の設備の中でも特に使用する頻度が多いトイレは、時間の経過とともに設備が劣化していくため様々なトラブルが起こりやすくなります。トラブルが起こるたびにトイレ修理を依頼するのは手間ですし、何より費用がかかってしまうのでトイレの寿命や交換時期を部位別に把握しておくと、トイレ交換すべきか判断しやすくなります。一般的にトイレの便器は陶器製のため非常に頑丈な作りなため、50年以上持つものもあればメンテナンスをしっかりしていればそれ以上長く使い続けることも可能です。ただしウォームレットやウォシュレット部分は電化製品のため、耐用年数が短く約10年で交換時期がやってきます。またトイレタンクに関しても便座と同じ陶器製なため寿命が長いですが、トイレタンクの内部には細かなパーツが多く、摩耗によって様々なトラブルが引き起こります。各パーツの劣化や破損は約10年ほどで目立ち始めるので、使用開始から約15年ほどで交換したほうが頻繁に修繕してもらうよりも費用を抑えることができるといえます。では実際にトイレタンクを交換した場合にかかる費用は、タンク交換のみなら10万円程度であり、便器交換のみなら5万円程度、タンクと便器をセットで買い替える場合は約15～30万円ほどが目安となります。ただしタンクを別の場所に取り付けるタンクレストイレを選ぶなら20～35万円程度かかるとされます。

トイレの便器交換の判断基準

簡単に壊れるものではないトイレの便器の交換タイミングについて、悩まれる方は多くいらっしゃいます。そこで、交換における適切なタイミングですが、一般的にはトイレ全体においては15年程度が耐用年数とされています。便器自体は、陶器製であれば非常に長い寿命を持ちますが、それ以外の細かなパーツやタンクなどは10年から20年程度で寿命を迎えるのが一般的です。もちろん、トイレの使用頻度によっても寿命は異なりますが、トイレを新たに設置してから10年を超えた場合は、さまざまなパーツが劣化してくることから、トイレ全体を交換してしまう人が多くいます。もちろん、故障した箇所のみを修理する方法もあります。長年トイレを使用していれば、どこかのパーツが故障してしまうことも出てくるでしょう。そのような時には故障している箇所を修理することで再びトイレを使用し続けられますが、全体的なパーツの劣化が進みトイレ修理の頻度が高くなる場合は、トイレ便器を含め全体を交換してしまった方が修理の費用や手間もかかりません。タンクのみを交換することも場合によっては可能なケースがありますが、製造年月日によっては交換できなかったり、交換できてもセパレートタイプのみであったりと制限があります。以上が、トイレの便器の交換タイミングについてです。もちろん、経年劣化だけでなく何かしらの原因で便器にひび割れ等が生じてしまった場合も、交換が必要です。

最近の様々なトイレタイプ

新築で自宅を建てる場合や、古くなった自宅をリフォームする際に多くの方が注目するのが、自宅に設置するトイレタイプです。トイレは生活に欠かせない場所であり、家族が多いほど使用する頻度が高くなるので、できるだけ機能性やお手入れのしやすさなどに注目をして選ばれる方が多いです。ただし昔と違いトイレの種類も増えてきており、どれを選べばいいのかわからないという声も少なくありません。トイレタイプは主に組み合わせタイプ・一体型タイプ・タンクレスタイプの3種類に分けられ、組み合わせタイプは便器とタンク、便座のそれぞれの部位が独立しており、万が一便座が破損してしまってもトイレ修理においてまるごと交換する必要がなく、便座のみの取り替えが行なえます。遺体型はタンクと便器、温水洗浄便座が一体型となっており、デザインがスッキリとして見えることや、凹凸が少ないため掃除がしやすく長く綺麗に維持出来ます。ただし便座が壊れてしまった場合、便器とタンクともにまるごとの交換になるので、部分的なトイレ修理には向いていません。タンクレスタイプは便座と便器が一体化しており、タンクがない作りです。一番凹凸が少なく掃除がし易いことや、コンパクトなのでトイレ空間を広く見せることができます。ただし便座が壊れた場合は本体まるごとの交換になる可能性が高く、部分的なトイレ修理は行えません。