水漏れが起こった場合にまずすべきことは

水漏れが起こったときには、焦りや混乱から正しい対応ができないことがあります。まずは何をすべきか覚えておくことで、スムーズにトラブルが解決できるようにしておくと良いでしょう。水漏れを発見したときに、水を拭くことから始める人もいますが、この対応は間違っています。最初は水道の元栓と止水栓を閉めるようにしてください。これらを閉めておかないといつまでも水が漏れ続ける恐れがあるため、よりひどい状況を招くことになります。閉じてしまうと原因となっている箇所を特定できないと思うかもしれないですが、原因特定のために長く水が漏れた状態にしておくと、原因箇所により負担がかかってひどい症状を引き起こしたり、床の腐敗のような二次被害を発生させやすくなるので要注意です。元栓や止水栓を閉めてから水を拭いたり原因箇所を探しますが、それと同時に業者に修理依頼を行っておくことも大事だと言えます。自分で直そうとする人はかなり多いものの、上手く直せるとは限りません。初めの対応を間違えることなくこなし、無理せず業者に依頼するようにすれば突然の水漏れでも上手く対応できるようになります。被害の拡大を防ぐためにも、最初に元栓や止水栓を閉めてから次の行動に移ることを覚えておきましょう。

屋外散水栓水漏れの原因と対処方法

屋外散水栓から水漏れが発生した場合には、まずパッキンの劣化を疑うことが必要です。パッキンはゴム製のものが主流でありおおむね10年程度で劣化するものとなっているため、この時期を過ぎている場合には交換が必要になることから、まずはこの部分を疑うことが重要なポイントとなっています。しかしこの他にも本体のトラブルが原因となることも多く、特に屋外に設置されている場合には様々な力が加わり変形してしまうことも考えられるので、この点にも注意をしなければなりません。加えて冬場に凍結してしまうことにより、配管が破損していると言うことも考えられるため注意が必要です。パッキンの劣化は比較的起こりやすいものでもあるため、日ごろからパッキンを準備しておき自分で交換するのも良い方法です。しかしこれを交換しても水漏れが収まらない場合には、基本的には修理を依頼することが大切です。車等で蛇口部分を踏んでしまうと言うことも考えられるため、この場合には変形して使えない状態となっていることも多いので蛇口部分を交換しなければなりません。凍結による水漏れも同様に、凍結によって配管が破損している可能性が高いため、交換が必要となります。

家の外壁からの水漏れの原因と対策

雨漏りと聞くと天井部分や屋根に原因があると考える人は多いものですが、実際には外壁部分からの水漏れも比較的多いため注意が必要です。一口に外壁といっても実際には様々な要因があり、これに対して適切に対処しなければなりません。外壁は定期的にメンテナンスを行い、家を保護しなければならない事はよく知られていますが、実際にはその他にも様々な要因によって水漏れが発生するものです。サッシと外壁の継ぎ目の部分のパッキンが劣化していたり、またサイディングの取り付け部分が劣化してしまうなどといったことも少なくありません。特にこれらの部分はいちど取り付けるとなかなかメンテナンスを行わないと言うことも多いのですが、実際にはこの部分は外壁の補修の際には意外と傷つきにくい部分でもあり、対処が行われていないことも多いものです。家の外壁は外壁塗装によって基本的にはその耐用年数が定められており、使用する塗料によっては比較的これが長い期間となることも多いのですが、サッシやサイディングの取り付け部分などはゴム製のパッキンが使用されていることも多く、これらは概ね10年程度で劣化するため注意をしなければなりません。この部分を定期的に確認し、必要に応じて交換や補修を行っておくことが、水漏れを防ぐ良い方法となっています。

地中の配管の水漏れの場合の業者修理内容

屋内の水道の使用に何ら問題が無くても急に水道代が高くなったと感じたら、地中の配管の水漏れを疑い、もしも問題があれば早めに対処するのがおすすめです。地中の配管の水漏れを検知できる方法には、前述の水道代のほか、異変を感じた水道メーターの検針の担当者から報告がされる場合もあります。また、屋外で配管が通っている場所が晴天であるにも関わらず地面が濡れている場合も、地中の配管が破損している可能性を示すものです。ここまで来ると個人のレベルで対処するのは難しく、専門の業者に破損個所の調査と修理の依頼をするのがいちばんです。スタッフが訪問すると調査が実施され、破損個所の特定が行われます。目視で明らかに1か所であると特定される場合はすぐに済みますが、特定できなかった場合には地面を掘って配管を露出させて詳しく調べる場合もあります。破損個所が特定できたら元栓を閉めたのを確認してから、破損した配管を新品に交換し、接合部にはシール剤の塗布や止水テープを巻くなどして止水の強度を増します。地方自治体によってはそれらの破損によって生じた過分な水道料金について減免や返金がされるケースもあり、この場合は修理業者が調査や修理を実施した証明書を発行するほか、関係各所への手続きを代行してくれる場合もあります。